
美術館の成立の基礎は、近世のヨーロッパです。
それは18世紀頃のフランスに始まります。
歴史上、最初の美術専門の博物館がフランスに成立した背景としては、フランス革命に際して美術品が国外に流出したことが挙げられます。
この流出を避けるために、パリにフランス国立美術館が設立されました。
これがルーブル美術館です。
ルーヴル美術館は、パリの中心部、セーヌ川の右岸に位置し、ルーヴル宮殿の大部分を占めています。
その起源は12世紀末に建造の始まったパリの街を守護するための要塞として建造されましたが、時代の変遷とともにフランス王家の宮殿、そして美術館へと変貌を遂げてきました。
初代館長はナポレオンの外交官であったヴィヴァン・ドゥノンでした。
ここにナポレオン戦争に伴う戦利品が収蔵されて、内容の充実されました。
フランス軍に攻略されたヨーロッパ諸国も、自国の美術品の防衛の必要性から、こうした美術専門の博物館を拡充させていきました。
現代でも、メトロポリタン美術館(アメリカ合衆国ニューヨーク)などと並んで世界最大級の美術館の1つであるとともに、アシュモリアン美術館(1683年)や、ドレスデン美術館(1744年)、バチカン美術館(1784年)と並んで、ヨーロッパで最も古い美術館の1つに数えられます。
世界遺産としても、パリのセーヌ河岸に包括登録されています。
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